新たな働き方を模索して 本社を東京からニセコに移転

株式会社ルピシア(ニセコ町)

ルピシア ロゴ

・1994年創業
・従業員1,242
・お茶・茶器等の輸入、製造・販売等
https://www.lupicia.com/

小売店舗は一時休業 ネット通販を強化

 全国に展開している店舗は、コロナにより数か月間の休業を余儀なくされ、売上は大きく減少しました。同社では、在宅率が高まり、巣ごもり需要が増加していることに着目し、ネット通販での販売を強化。ルピシア会員に対して積極的に情報発信を行った結果、コロナ前には約30万人だった会員を約70万人にまで増やすことができ、店舗での売上減少分をほぼカバーすることができました。

        ルピシア「お茶と食」のおたより。

多様な働き方を導入 本社移転へ

 コロナによるテレワークの普及や従業員の意識変化などもあり、2020年7月、かねてより構想していた本社移転を行い、2本社体制(ニセコ本社・東京本社)となりました。

 水口会長が「昔と今では「本社」の在り方や考え方が変わり、働き方も変わった」と語るように、社員の多様な働き方を認めるため、ニセコ、東京いずれかの勤務地が選択できるようにし、社員は勤務先のみならず在宅などの勤務形態も選べるようになりました。ニセコへ移住した社員のために社宅も整備しましたが、今後予定しているニセコ本社棟の新設に伴い、さらに3棟を建設予定です。

クリエイティブな人材を育成

 お茶の製造・販売以外に、ルピシアを含めたグループ全体では、レストラン・スイーツショップなどの複合施設「ヴィラルピシア」の運営、クラフトビール「羊蹄山麓ビール」の製造、地場産の食材を使った総菜や菓子の製造など多岐にわたりますが、水口会長は「社員には、常にクリエイティブであってほしいと思っている。ニセコへの移転もその一環で、若手が育つことが会社としての喜び。そのための支援は惜しまない」と語るように、今後も若手社員の柔軟な発想を活かしながら新たな事業を作り上げていきます。

「北限のお茶」プロジェクト
代表取締役会長兼社長 水口 博喜 様

企業からひとこと

 発想の原点は、豊かな自然にあると考えており、ニセコにいるからこそ生まれるアイデアがあります。当社ではニセコ産のお茶づくりを目標に、地域の人たちの協力を得ながら茶樹を植え、「北限のお茶」プロジェクトへの挑戦も続けていきます。

2022年6月22日取材

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