名物「チャーメン」ブランド化に向けて攻めの札幌進出

一條製麺(新ひだか町)

チャーメン

・1990年設立
・従業員25
・製麺業・冷凍製造業、「中華料理大龍(新ひだか町)」、「北海道チャーメン総本店(札幌市白石区)」運営
https://dairiyu.com/

予約キャンセルが相次いで宴会はゼロに 一時休業へ

 コロナの影響により「中華料理大龍(新ひだか町)」の売上は減少、特に夜の宴会は一時期ゼロとなり、2020年のゴールデンウィークは休業にまで追い込まれました。テイクアウトにも力を入れましたが、売上の穴埋めまでには至りませんでした。

「非接触」の販売強化と冷凍食品の開発

 店舗売上が苦戦したことから、テイクアウトとは別にネット通販の強化や大手スーパーの宅配システムとの連携などを図りました。このため冷凍食品などの開発を強化し、現在は冷凍チャーメンのほか、餃子や春巻、シュウマイなどを自社製造しています。

 従業員の雇用も、こうした取り組みが功を奏し、店舗から物販への配置換えなどにより雇用調整をせずにすみました。

チャーメン等の通信販売
※チャーメン:ひだか海岸部や稚内、岩内といった港のある地方で広まったソウルフードで、炒めた中華麺の上に野菜や魚介などの具材を入れたあんをかけたもの。同社では鉄板プレートに乗せて提供しています。

「チャーメン」ブランド強化のための攻めの札幌進出

 店舗の売上減こそありましたが、地元客がメインで製麺業も手がけていたことから深刻な状況までには至らなかったこともあり、逆に少し時間的余裕がある今こそ札幌進出のチャンスと捉えて2022年3月に姉妹店「北海道チャーメン総本店」を札幌市白石区に出店しました。

 この出店の狙いは、あくまでもチャーメンの知名度向上とブランド化にあることから、価格設定は「中華料理大龍(新ひだか町)」と同じで、チャーメンに絞ったメニュー構成としています。これにより、少人数での運営が可能な店舗設計が実現し、経営は軌道に乗っています。

    北海道チャーメン総本店(札幌店)外観

チャーメンのブランド化と多店舗展開の実現・両立に向けて

 チャーメンのブランド化に向けては、特にSNSを中心にした効果的な情報発信を展開するほか、引き続き店舗経営と物販(冷凍チャーメン等)の両面を強化していきます。

 店舗に関しては、札幌店の経営が順調なこともあり、同店をパッケージ化して、より収益性にこだわった多店舗展開も視野に入れています。

代表 一條 忠春 様

企業からひとこと

 コロナがなければ、札幌への新規出店や物販に力を入れることはありませんでした。コロナをチャンスと捉え、これからも名物「チャーメン」をもっと多くの人に知っていただくため、ブランド化に向けた様々な取り組みを進めていきます。

2022年6月17日取材

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