食のDX拠点の整備により
顧客サポート・新市場への進出を効果的に推進

アイビック食品株式会社(札幌市東区)

食のDX拠点「GOKAN」

2002年創業
・従業員50
・食品製造業
http://ibic.info

コロナ禍により主要顧客である外食チェーン・飲食店が窮地に

 アイビック食品は「どんなタレでも作ります」をスローガンに、業務用の調味料や加工用原料の生産・販売を得意とし、累計3,000種類以上の開発・製造実績を誇っています。

 同社では、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた「外食チェーン」や「飲食店」などへの販売ウエートが比較的高かったことから、受注減による売上減少が顕著となりました。

食のDX拠点「GOKAN」により効果的に商品開発と情報発信を実施

 主要得意先である外食チェーンや飲食店の多くが新型コロナの影響により経営状況が悪化する中で、同社では、こうした顧客へのサポートが不可欠との認識のもと、各店のメニューを小売店等で販売できるよう、一般消費者向けの商品開発を進めています。

 また、同社では新型コロナウイルスの影響に伴い、得意先との密度の濃い打ち合わせや、リアルでの商談会、実演プロモ―ションなどが実施困難になっている状況などを踏まえ、食のDX拠点施設「GOKAN」を2021年9月に設置しました。ここでは、大型デジタルサイネージや香り発生装置など人間の五感を刺激する最新設備が整備されており、得意先との商談や商品開発などのほか、調理実演などもYouTubeなどでライブ配信ができるようになっています。

 

急成長しているアウトドア市場に向けた商品展開

 同社の商品のほとんどはOEMでしたが、今後は自社商品の開発も積極的に進めていきたいと考えており、現在は、コロナ禍で急成長しているアウトドア市場に着目しています。グループ会社に釣り具・アウトドア関連の商品を取り扱う「㈱アイビック」があり、業務のシナジーも期待できることから、アウトドア向けのブランド「DELBE」を立ち上げ、商品を開発・販売しています。

青空ゴチ飯ブランド「DELBE」シリーズ

GOKANを活かし海外展開も強化

 GOKANを最大限活用し、OEM商品の開発をはじめ、アウトドア市場向けの自社商品の開発や情報発信を強化していきたいと考えています。また、同社では輸出ビジネスも強化したいと考えており、タイ、台湾などへの商品展開においてもGOKANを効果的に活用していきたいと考えています。

常務取締役営業本部長 渡辺 真人 様

企業からひとこと

 当社は営業部門と開発部門が同じフロアにあり、顧客含めて一体となった商品開発を行っています。その場で味を確かめたり、改良したりとスピーディーな展開がウリであり、GOKANの機能を含めて他社にはない付加価値の提案を今後とも手掛けてまいります。

2022年6月15日取材

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