医療現場で培われた遠隔コミュニケーションツールに
異業種・異分野も注目!

ボーダレス・ビジョン株式会社(札幌市中央区)

Kizuna Webイメージ

・2016年創業
・従業員3名
・クラウド型双方向コミュニケーションシステム「Kizuna Web」、手術映像記録システム「OperaVision」の開発・販売
https://blv.co.jp/index.html#main

コロナ禍による移動制限で
医療技術の指導が困難に・・・

海外メーカーが開発した医療材料の普及は、その医療材料を熟知した海外の医師を招へいし、国内の中核的な病院の医師が行う手術に立ち会って使い方を伝授する技術指導から始まります。そして、技術を習得した医師が起点となり、他病院の医師に伝達することで国内に技術が普及していきますが、コロナ禍による移動制限により海外からの医師招へいが非常に困難になりました。

医師ニーズを取り込んだ
双方向型コミュニケーションシステム

人々の移動が制約を受ける中、医療分野においては、同社の「Kizuna Web」の活用が一段と進みました。その1つが、遠隔による医療技術指導で、タイムラグのない、滑らかで高画質な動画、複数の画像の表示等によって、海外にいる医師から日本の医師への技術指導を実現しました。

また、オンライン診療では、稚内市の総合病院と礼文町の診療所を結び、産婦人科医が診療所の外科医に胎児のエコー検査の指示を的確に行い、鮮明な動画・画像によって妊婦の顔色や表情を確認しながら問診することができました。離島でありながらも、自宅近くの診療所で健診を受けられることが大きなメリットで、妊婦から好評を得ています。

Kizuna Web
Kizuna Webイメージ

コロナ禍を契機として広がる「Kizuna Web」の用途

同社の佐々木社長は、「コロナ禍で人々の移動制限・移動自粛が続き、遠隔でのやりとりに対する抵抗感が薄れてきた」と語ります。事実、患者の自宅と病院を結んだリハビリ指導、救命救急車両から受け入れる病院の医師への患者の状態の伝達等、医療・介護分野において更なる活用が進められています。

さらに、異業種・異分野からの問合せが増えています。例えば、住宅メーカーでの複数のショールームを結んだ顧客へのプレゼン、英会話教室での大人数による遠隔授業等、医療分野以外からの引き合いも急増しています。

今後は、外国人観光客の増加が見込まれる中、訪日時における診療に対応するため、病院(医師、患者)と遠隔地にいる通訳者を結ぶ「Kizuna Web 通訳コール」を更に強化し、円滑かつ正確な診療につなげられるよう、外国人観光客と医師をサポートしていきます。

代表取締役 佐々木 春光 様
代表取締役 佐々木 春光 様

企業からひとこと

今後は、医療分野のみならず、在宅介護における健康指導支援、社会の現場と教室を結んだ授業といった学校教育等、遠隔でのコミュニケーションが必要とされる様々な場面で活用してもらうため、Kizuna Webの普及を図っていきます。

2022年5月20日取材

その他の企業