食を通して函館の価値を高めるため 地元企業と連携して商品開発

株式会社函館フーズプランニング(函館市)

函館海鮮居酒屋魚まさ五稜郭総本店

2009年創業
・従業員数48
・「函館海鮮居酒屋魚まさ五稜郭総本店」、「caféRob」、「うに専門店世壱屋 函館魚まさ店」等の運営、「福島町産黒米いかめし」「箱館港福カタラーナ」通販等
https://www.hakodatefoodsplanning.com/

人気店だからこその売上減 閉店も

 「魚まさ五稜郭総本店」は、席数の多い大箱であることから、コロナの影響は非常に大きく、休業・時短営業もあって売上は大きく減少しました。また、函館の食をPRするため2011年にオープンした札幌のすすきの店は、客足回復の見込みを立てることができず、店を閉めるという苦渋の決断を下しました。

店舗の人気メニューを商品化 新事業展開も

 店舗が休業や時短営業となる中、髙野社長が取り組んだのが商品開発でした。魚まさの看板メニューだった「福島町産黒米いかめし」は常温保存が可能なレトルトに、人気スイーツの「箱館港福カタラーナ」は函館市の珈琲店や七飯町の酒蔵などとコラボして土産品として商品化し、通信販売を開始しました。いずれも、道内外の客から好評を得て、いかめしは、函館圏優良土産品推奨会第65回(2021年)函館市長賞、カタラーナも第66回(2022年)函館市長賞を受賞するなど、話題となっています。

 また、新たな店舗として、余市町の企業との連携による「うに専門店世壱屋 函館魚まさ店」を開業し、ランチ営業の中で高級ウニ丼をはじめとする"ここでしか食べられない逸品"を提供しています。

福島町産黒米いかめし
箱館港福カタラーナ

時流を捉えて実店舗とECサイトを運営

 同社は2022年6月、パンケーキとタピオカのお店「café Rob 函館五稜郭店」をオープンしました。新店舗の開業に当たっては、新たに従業員を雇用し、育児中の方でも継続して働けるよう、営業時間の設定やシフトの組み方などを工夫しました。オープン以来、お洒落な店内とSNS映えする商品が若者を中心に口コミが広がり、人気が高まっています。

 髙野社長が「コロナが流行する前と後では、人々の生活スタイルが大きく変わり、我々飲食業に求められているニーズも変化している」と語るように、コロナ前の営業スタイルを変え、時流を的確に捉えた店舗・ECサイトの運営を行っていきたいとしています。

café Rob五稜郭店のスイーツ
     代表取締役 髙野 信子 様

企業からひとこと

 当社の企業理念は、「食を通して函館の価値を高める」ことにあります。コロナ禍であきらめざるを得ないこともありましたが、新しいことに挑戦し、効率的に取り組んでいくことが大切であると考えています。コロナにより、人と人とのつながりが希薄になりがちですが、困ったら一人で悩まず、とにかくこれからの時代は他社と連携し、それぞれのノウハウを活かしながら解決策を探ることが重要です。

2022年6月 9日取材

その他の企業