居酒屋は大打撃 客足回復を目指して他業態を積極的に展開

株式会社ゴーゴーカンパニー(苫小牧市)

居酒屋「ゴーゴー食堂」

2010年設立
・従業員16
・居酒屋「港町トマコマイ ゴーゴー食堂」、キッチンカー販売「スタンドファクトリー」等の運営
https://standfactory55.com/

100席の居酒屋は影響が非常に大きく 売上も未だ戻らず

 同社は、苫小牧市で「港町トマコマイ飲食街ゴーゴー食堂」を経営していますが、100席を擁する大型の居酒屋で、特に2020年6月を過ぎたあたりから客足が急減し、大きな影響を受けました。休業・時短営業をはさみながらも現在まで営業を続け、売上は徐々に回復してきましたが、以前の水準までには戻っていません。

「待ち」の居酒屋から 客先へ「出向く」キッチンカーへシフト

 居酒屋の売上の落ち込みは非常に大きく、早くからテイクアウトなどを模索していましたが、お客さんに来てもらうのを待つだけではなく、自らがお客さんの元へ出向くことができるキッチンカーを2020年7月に3台導入。キッチンカーでは、居酒屋で評判の良かったタコ焼きなどのメニューを大型スーパーやイベント等で販売し、会社全体の業績アップにつなげました。

スタンドファクトリー

キッチンカーの販売店を開業し 事業を加速化

 鈴木社長は、キッチンカーを購入した大阪のディーラーから「道内で販売代理店をやらないか」と打診され、即決。2021年に「スタンドファクトリー」という店舗を構え、キッチンカーの販売を開始しました。キッチンカーの購入者の中には、初めて飲食業に携わる人も多いことから、単にキッチンカーを販売するのではなく、販売場所や食材の仕入れ先の確保など、事前事後の相談にも乗って積極的にサポート。鈴木社長のトータルプロデュースが話題を呼び、本事業を軌道に乗せました。

同社で販売しているキッチンカー

コロナを逆手に取った事業展開と攻めの投資へ

 近年、キッチンカーは、街のイベントや企業のプロモーションなどの目玉として注目を集めており、鈴木社長は、高まる需要に応えるため、出店要請の受け皿となる業界団体「KAJKITCHENCAR ASSOCIATION JAPAN)」を設立しました。キッチンカー事業を一過性のブームでは終わらせず、地域に貢献しながら業界の発展を目指すべく活動を続けています。

代表取締役 鈴木 正人 様

企業からひとこと

 当社では、「コロナを言い訳にしない!」を合言葉に、攻めの経営に挑戦しています。本業の居酒屋「ゴーゴー食堂」は、2022年6月、釧路市にフランチャイズ店をオープンします。コロナに立ち向かっていくためには、経営者の想いやアイデアをいくつ「カタチ」にできるかにかかっていると思います。コロナが収束するのを待つのではなく、積極的に新事業にトライすることが重要です。

2022年6月13日取材

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